夏の健康は食事から

汗夏バテの原因は、暑さなどのせいで食欲がなくなったり、食べる時間が
マチマチになったり、睡眠不足など。
こうした不規則な生活が続いて、自律神経がバランスを失い、疲れやすく
なったり、立ちくらみがしたりと、さまざまな不調が起きてしまいます。
さらに、不調のままだと熱中症にもなりやすいのです。

夏の食生活チェック
 □夏になってから、どうも食がすすまない
 □食事はあっさりしたものやのどごしのよいものばかり食べている
 □昼食を抜いて、少し涼しくなる夜にまとめて食べるときが多い
 □のどが渇くので、ジュースや炭酸飲料などを1日に1リットルくらいは飲んでしまう
 □食欲がないときの食事は、すいかやアイスクリームなどですませることがある
 □食欲がなくても夏バテ防止に焼き肉、うなぎのかば焼き、豚カツなどを無理して
  食べる
 □汗をかかないように、水分はできるだけ控えている

いくつチェックがつきましたか?
チェックが多かった人は、すでに夏バテを感じているのではありませんか?
チェックが少なかった人も、今は自覚がなくても少しずつ体は夏の疲れを
ためこんでいます。
食事
健康は食べてつくろう!
特に体力や持久力アップ、疲労回復の働きがある食品を多く
とるように意識しましょう。
食欲がない時は、食材を工夫してあっさり・さっぱりのレシピに
アレンジ。ショウガ・トウガラシ・にんにくなど、温める薬味も
トッピングして。

◆血や肉をつくり栄養素の働きを補う
良質のタンパク質…鶏肉、豚肉、卵、白身魚、乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト)
豆腐
ビタミンB1…豚ヒレ肉、ボンレスハム、うなぎのかば焼き、ごはん
ビタミンB2…豚レバー、うなぎのかば焼き、カレイ、納豆

◆体の調子を良くする
ビタミンC…赤ピーマン、レモン、ブロッコリー、ジャガイモ、アセロラジュース

◆疲労回復効果
クエン酸(疲労の原因となる乳酸の発生を抑え、疲労回復に優れた効果を発揮)
梅干し、レモン、グレープフルーツ、オレンジ、食酢、黒酢

牛乳で熱中症予防
「やや涼しい環境で1日15~30分の汗ばむ程度のややきつい運動をした後
30分以内に若者は牛乳をコップ2~3杯、高齢者は1杯飲むと、1~4週間後には
血液の量が増え、体温の調節機能が改善して熱中症になるリスクが下がる」と
発表されています。
ヨーグルトでも良いので、糖質とタンパク質のある乳製品をとるように
してみましょう。

バランスの良い食事と継続的な運動で、体を丈夫にして夏を乗り切りましょう。
2023年07月10日